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プレスリリース

2011年10月03日 アルマ望遠鏡、ついに開眼! - 初めての科学観測を開始 -

2011年9月30日(チリ時間)、天文学史上最大のプロジェクトであるアルマ望遠鏡が、ついに科学観測を開始しました。銀河、惑星、そして生命の起源を宇宙に探る旅が、いよいよ始まることになります。

アルマ望遠鏡は、東アジア・北米・欧州の国際協力のもとでチリ・アタカマ高地に建設を進めている電波望遠鏡です。今回、16台の直径12m高精度パラボラアンテナを用いて、アルマ望遠鏡としては初の科学観測となる「初期科学運用」を開始しました。構想開始から約30年、建設開始から7年を経てたどりついた初の科学観測に対し、世界の天文学者から900件を超える観測提案が寄せられました。このうち実際に観測が実行されるのは約100件程度であり、およそ9倍という高い競争率は、アルマ望遠鏡の稼働を多くの天文学者が高い期待を持って待ち望んでいたということを示すものです。

アルマ望遠鏡が観測するのは、電波の中でも波長の短いミリ波・サブミリ波です。この種の電波をとらえることで、宇宙に漂う低温のガスや塵を観測することができます。このガスや塵は太陽のような星や地球のような惑星が作られるもとになる物質であり、アルマ望遠鏡の稼働により、「銀河や惑星がどのように作られてきたのか?」という謎に迫ることが可能になります。また、「生命の起源となるような物質が宇宙に存在するのか?」という、これまでの天文学では触れることのできなかった分野にまで大きく研究が飛躍すると期待されています。

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